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多汗症についての情報を掲載しています。  
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塩化アルミニウム

ところで最近では薬そのものに制汗の作用があるものが登場しました。塩化アルミニウムという成分です。元々は医師の処方がないと購入できない薬剤だったのですが、現在では市販薬にも配合されるようになり、制汗薬として販売されています。

発汗を促す指令を伝えるのが交感神経なので、その交感神経からの伝達をシャットアウトすることによって汗を出させないようにする治療法があります。交感神経遮断手術と言います。 ここで「手術」という言葉が出てきましたが、そうです、この治療法は外科手術を用います。例えばわきの場合は、わきに発汗の命令を伝える交感神経が胸のあたりにあるので、それを物理的に破壊します。破壊するというのはレーザーで焼いてしまうのですが、これにより発汗を促す命令がわきに伝わらないので多汗症治療の決定打となります。

イオントフォレーシス療法という治療法をご存知でしょうか。これも多汗症を医学的に治療する方法として良く知られているものです。これはイオン、つまり電気分解を利用した治療法です。多汗症の悩みを抱えている部分を水に浸して、そこに弱電流を流すことによって汗の生成を抑制する治療法です。

多汗症治療のポピュラーな方法として他に2つ、ボトックス注入や超音波法というものがあります。これについては非常に有名なもので実際に治療を受けている人も多いので、詳しく別の項でお話します。