ここまで多汗症になりやすい部分を順にご紹介してきましたが、最後は体の一番下にあたる足の裏です。足の裏も多汗症になる部分としてはよく知られています。 裸足で生活している人は汗が蒸発するので気づきにくいですが、普段から靴下を履く生活をしていると靴下に汗がにじむので自分でもすぐに気づきます。 靴下が湿った状態で靴を長時間履いていると靴の中に雑菌が繁殖してしまいます。そのために足の臭いが気になるようになってしまい、それを気にするあまりに発汗を促す…このような悪循環に陥ってしまいがちです。まずは、足の裏に多くの汗をかくということは多汗症の症状だと思って、それと向き合うことから始めましょう。 今申し上げたように、足の裏に多くの汗をかくのは局所性多汗症の一種です。そのままの名称で足の裏多汗症と言ったり、難しい言葉では足蹠多汗症と呼ばれたりします。 局所性多汗症は緊張やストレスからくるものとされていますから、足の裏多汗症も原因は精神的なものであることがほとんどです。 |