先ほど注射と述べましたように、ボトックスは注射だけで済むので手術を必要としません。これがボトックス最大の魅力です。何せ手術が要らず注射だけで済むのでお手軽です。
実際にはどのようにして治療を行うのかと言いますと、手のひらやわき、足の裏など多汗症が気になる箇所にボトックス注射を数本注入します。 もちろんその前には麻酔をしますので痛みを感じることはありません。その麻酔のために30~60分ほどの時間が掛かりますが、注射はものの数分で終わります。これでボトックス治療は終了です。非常に簡単ですね。 なおボトックス治療の効果は平均的なケースでは約6ヶ月間持続します。 つまり半年です。もちろん注射をした部位や皮膚の深さ、そしてボトックスの量によっても変動しますのでボトックス治療を受ける際にはどれくらいの期間になるのかを確認してから受けるのが良いと思います。 最後に、ボトックスには副作用があるという指摘があります。これは100%正解でも不正解でもありません。確かにボトックスには筋肉を収縮させる働きがあるので、筋肉に注射すれば副作用が起きます。 ですが多汗症治療のために行うボトックス注射は筋肉とは深さが全く違うので、筋肉が収縮してしまうということはありません。つまり、正確に汗腺にボトックス注射を行えば副作用の心配はないということです。 |