多汗症の治療法として、ボトックスと並んでよく目にするのが超音波法。ボトックスと並んで名前を見ただけでは何をするのか想像がつきません。ボトックスより新しい治療法である超音波法、それではどんな治療法なのか見てみましょう。 汗を出す汗腺はエクリン汗腺とアポクリン汗腺と言います。 この2つの汗腺からしか汗は出ませんから、多汗症に悩んでいる人はこの汗腺そのものを機能させなければ汗が出すぎることもない、と考えることが出来ます。 ですがエクリン汗腺とアポクリン汗腺、これらはどちらも非常に微小なもので全身に散らばっているのでこれらだけを機能させないようにする手術というのは困難です。そこで考案されたのが超音波を利用する術法です。 人間の皮膚下にある組織というのは弾力性がなく固い汗腺と、弾力に富んだ神経や血管によって構成されています。まずはこの両者の特性の違いに着目します。汗が出過ぎないように汗腺そのものを破壊して機能させないようにするには、汗腺にのみ何らかの力を加える必要があります。 他の組織まで破壊してしまうとその部分の健康が損なわれてしまうからです。そこで登場するのが超音波。 |